らんちゅうは他の金魚に比べて弱いと言われています。
酸欠、水の痛みなどで調子を崩してしまいます。
そのような点では弱いと言えます。
しかし、こまめな水替えをしていれば意外と病気にもならず長生きできます。
こまめな水替えができない状況でしたら上手に濾過機を使うのも良いと思います。
らんちゅうの病気と言えば、「鰓病」「白点病」「尾腐れ病」「穴あき病」などが多いかと思います。
毎日のように魚達を観察していれば病気の早期発見に繋がります。
症状 | ・泳ぎがおかしい ・常に浮いている ・餌を食べない ・エアレーションの側から離れない ・鰓の動きがおかしい |
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原因 | ・新しく導入した仔を混泳させる ・水質の悪化 ・水温の急変 など |
治療薬 | ・マゾテン ・エルバージュ ・グリーンFゴールド ※鰓病の原因によって薬は変わります |
症状 | ・尾や鰭、体表に白い点がポツポツと見られる |
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原因 | ・新しく導入した仔を混泳させる ・水温の急変 など |
治療薬 | ・メチレンブルー ・ニューグリーンF など |
症状 | ・鰭の先が白く濁ったようになり、次第に竹ボウキのようになっていく |
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原因 | ・新しく導入した仔を混泳させる ・水質の悪化 ・傷 など |
治療薬 | ・エルバージュ ・グリーンFゴールド など |
症状 | ・体表の数か所に充血が見られ、次第に体全体に広がる |
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原因 | ・新しく導入した仔を混泳させる ・水質の悪化 |
治療薬 | ・エルバージュ ・観パラ ・グリーンFゴールド など |
上記の病気、症状、治療薬はほんの一部になります。
らんちゅう飼育において大事なことは「良い水質を保ち、ゆったりとした水温変化、新規導入魚との混泳を避ける。」これを持続できれば病気にさせない確率も上がります。
混泳させたら必ず病気になるとは限りませんが、覚悟はしなくてはなりません。
気にいって迎えた仔を長生きさせてあげるには、塩や薬の使用方法を覚えてほしいと思います。
「ニトロフラゾン」「スルファメラジンナトリウム」を主成分としています。
細菌性感染症(まつかさ病、尾腐れ病)に対して効果が期待できます。
顆粒ですので使用時には水に溶かしてください。
※光で分解するので遮光が必要です。
※薬浴時は濾過機を使用しないでください。
「二フルスチレン酸ナトリウム」「乳糖」を主成分としています。
細菌性感染症(尾腐れ病、穴あき病)などに対して効果が期待できます。
粉状ですので使用時には水にとかしてください。
エルバージュ+塩を使用することで効果が増すように思います。
※光で分解するので遮光が必要です。
※薬浴時は濾過機を使用しないでください。
「トリクロルホン」を主成分としています。
外部寄生虫(イカリムシ、うおじらみ)駆除が期待できます。
※薬浴時は濾過機を使用しないでください。
「塩化ナトリウム」を主成分としています。
(寄生虫、病原菌)などさまざまな状況に期待できます。
塩は薬ではありませんが、傷の回復や免疫力に役立ちます。
※塩水は水が傷みやすいので、こまめな水替えが必要です。
※塩浴時は濾過機を使用しないでください。